Xiaomi Hybrid Dual Drivers Earphonesを使ってみた感想

 スマートフォンで有名な中国Xiaomi(シャオミー)が発売するイヤホン「Xiaomi Hybrid Dual Drivers Earphones」が16ドルで売ってたのを見つけたので買ってみました。

 

 購入したのはGearBestという中国系のオンラインショップです。セールなのか、通常価格32ドルの本商品が16ドルとなっていました。

このイヤホンの特徴は、ダイナミック型とバランスド・アーマチュアの2種類のドライバーを搭載しているデュアルドライバーであるという点です。このスペックで16ドルは高コスパだと思います。

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 デザインアワード2016を受賞したということもあり綺麗なパッケージになっています。(潰れていますが)

 

 惜しげも無くパッケージを開封してiPhone7に直挿しで聴いてみました。比較対象は5000円帯イヤホンで愛用しているSENNHEISERのCX3.00です。

 サウンドチェックに必ず使う堀江由衣の「The♡World's♡End」を再生してみると、なんだか篭った音な印象。高音域のストリングスが潰れてしまうのはちょっと興醒めですね。

ただ、低音はしっかりしています。テクノ系サウンドな村川梨衣の「Baby, My First Kiss」は結構まともに聴けます。

 

 続いてiMacに接続しているUSB-DACDENON DA-10に繋いで聴いてみます。

先ほどと同じ曲で比較してみても全体的に音圧が上がっただけで篭った印象は変わりませんでした。

一方でCX3.00では聴こえなかった音も再現していたのでデュアルドライバの効果は出ているのでしょう。

 

 デュアルドライバということで期待しすぎていた感はありますが、5000円帯のイヤホンという括りで見ると音、デザイン共にしっかりしていると思います。

周波数特性が20〜20kHzと物足りなく(CX3.00は17〜21kHz)、インピーダンスも32Ωと高めなので直挿しよりアンプを介して聴くべきイヤホンかもしれません。

 

 それでも気に入った点はコードがファイバー素材でできていて、こすれる音が少なく絡まりにくいところです。外で使うには重宝すると思います。

最近のクラブ系サウンドなアニソンにはマッチしていますし、約2000円でこの音が買えると考えるとめちゃくちゃ安いです。 壊れたり無くしてもすぐ買い換えられる値段なので遠慮なく外で使って行けます。

あと、一つ補足すると付属のコントローラはiOS機器の音量調節ができない仕様となっています。(スキップ、プレイバック、長押しでSiri起動、マイクは使用可能)

 

 GearBestでの輸入も簡単なので物は試しに1個買ってみることをお勧めします。