声優アイドルオタクのしうかつ

 どうも、every♥ing!卒業のために留年を考えた私です。就職カツドウ!シウカツ!がひと段落ついたので、声優アイドルオタクからみたしうかつをまとめてみました。

 

 まず初めに私のしうかつのバイブルになった、Eventernoteの同人誌「EVENTERNOTE vol.1」に寄稿されていたコラム「プライマリの最適選択手法とイベント重複問題」の執筆者と編集者に敬意を表します。

 本中にあった「就活は推し決めと同じ」という言葉に感銘を受け、それが私のしうかつの軸になった事は明らかであり出会いに感謝しています(笑)

 

私のオタク属性

 これは最初にオタクとして紹介しておかなければならないプロフィールの一つですね。お、俺と近いなと思った学生の方は参考になるかもしれませんし、社会人の方はうんうんと頷いて頂ければ幸いです。

 私は声優8割、アイドル2割という感じの現場系オタクで、プライマリである堀江由衣さんを軸に現在はevery♥ing!、井澤美香子さんをメインに活動しています。

推しの基準は「人間性」ですが、根が楽曲派なのでエモい曲があれば誰のワンマンでも地下でも行きます。

 

インストアイベントと企業説明会

 CDやBDのリリースには必ず付いて回るお渡し会等のインストアイベントですが、これは企業説明会に似ているなと感じました。

 

 インストアイベントではリリースされるモノに対しての想いを演者が語るトークコーナーが大抵ありますが、これは企業説明会でいうと参加者に対して会社の概要を説明する会社紹介と類似します。

 

  そしてインストアイベントの醍醐味である「お渡し会」ですが企業説明会にもお渡し会に近いものがありました。それは先輩社員との座談会です。

その座談会では将来働きたい部署の先輩社員に直接質問ができるのですが、推しとのお渡し会の経験が役に立ちました。

推しとの接近戦では近況報告をするか、自分しか知らない推しの一面を引き出したかったので様々な質問を事前に用意するようにしていたのですが、同様に座談会でも普通の企業研究では分からないユニークな質問をぶつけたところ、話が弾み、顔認知をもらったことがありました。

 

イベンターは交通に強い

 本来の興行主という意味であるイベンターではなく、現場数が多いオタクという意味のイベンターですが、イベンター活動によって公共交通機関に強くなれたという利点がありました。

 

 私は単推しタイプ(後に説明します)だったので、1日に何回も企業説明会や面接をまわすしうかつはしなかったのですが、駅で迷ったこと、電車の遅延などによる遅刻をした事は一度もありませんでした。

 

  都内のイベント会場にはほぼ電車で行っていたので、乗り換えしやすい階段の位置や乗り換えアプリでは表示されない最速乗り換えダッシュを知り尽くしていた事がとても役に立ちました。

 

しうかつマン3つのタイプ

 私は周りの友人のしうかつを見ながらしうかつ生をオタクに当てはめて3つのタイプがあるんだなと感じました。

一つ目は

 DDタイプ

です。これは一番多く見られたタイプなのですが、しうかつ解禁初日からデカい合同企業説明会にドンドン行き、4月に大学が始まっても説明会も回しまくって数々の面接をこなしながら複数の内定を取ってくる人です。

多分、彼らはどこでも御社が一番!(お前が一番!)と言っている(言わざるを得ない)と思うので誰でも大好き= DDタイプと名付けました。内定先を選べる自由があるぶん、卒研やプライベートの時間が犠牲になりがちな点がデメリットとして挙げられます。

 

 二つ目は

 単推しタイプ

です。私もこのタイプだったのですが、しうかつ解禁前から行きたい企業は数社に絞られており、早い時期からインターンシップに参加したりガチ恋アピールをする事でOBや先輩社員との事前面談の機会を得られたりする人です。

ガチ恋なので、干されると病み易く、最悪の場合どこにも・・・という難点がありますが、企業研究やESの執筆はスラスラと進み、面接でも「言いたい事があるんだよ!」で早々に内定がさらっとでるというタイプです。

 

 3つ目は

 推されタイプ

です。これは最も稀な例ですが、バイトやインターンシップ、研究室などで関わりのあった企業に"推され"ているため受け身で内定が出ます。

必ずしも推されな企業=行きたい企業ではないというデメリットがありますが、そこがマッチングすれば最強でしょう。

友人に「グループ面接で自分だけ厚い対応をされ、履歴書の提出が1日遅れたけど内定が出た。」という人が居たので推されオタクって本当にいるみたいです。

 

繋がりオタクは……ヤバイですね。

 

オタクができる企業、できない企業

 よく企業選びにおいてプライベートが充実できるという点に重みを置く人がいますが、それは危険な選択だと感じました。

 

 私は縁あってとある界隈の強いオタクの方達と飲む機会がしばしばあり、そこで普段の仕事の話なんかにもなるんですが、強いオタクに共通していることはオタク現場へのモチベーションはもちろん、仕事内容へのモチベーションもあるという2つの点です。意外と勤務地が都内だからとかは関係ありません。

 

 仕事へのモチベがない人間は会社にとって負債であるので最低限の仕事しか与えず、それは更に仕事へのモチベが下がる要因になりますが、逆にモチベがある人間は会社にとって必要なので信用され、大切にされるのではないでしょうか。

強いオタクのバックには平日の昼休みにお渡し会の券取りをして、有給を使って遠征ができるくらい会社からの信用があるからこそなのではと気付かされました。

 

つまりめちゃくちゃなブラック企業とかじゃない限りどんな企業でもオタクはできるんだと思いました。

 

学生オタクはサークル活動をしよう

 エントリーシートなんかで、学生時代にグループでやってきたことと、そこで起こった困難をどういったプロセスで解決したかというのはよく聞かれる定番の質問です。

 

友達に聞くと研究室であった事について書いたりしてるそうですが、正直言って学部生レベルの研究でやってることなんていうのは他の学生と対して変わらないし、もっとガチな研究室の内容には勝てないと思います。サークルも同じだと思うかもしれませんが、別の利点があります。

 

私はオタク系のサークルで所謂イベントの企画をやっていた事を正直にESに書いていたのですが、当然面接等でその内容について自分から話す機会がやってきました。その時に熱意を持って話せるのは、やはり趣味だったと思います。(ゼミに意欲を持ってやっている人はそれでいいと思います)

 

テンプレートじゃなくて心から語れる事を早いうちからやっておけるというのはサークル活動の利点なのではないでしょうか。

 

"就活は推し決めと同じ"

 いろいろ言いましたが、やはり私のシウカツ!は冒頭で紹介したこの言葉に完結します。推しとの巡り会いが今の自分を作ったんだなと思うと感慨深いですね。

今は研究が忙しくて、逆に早く働きたいです。

と同時にevery♥ing!卒業まで彼女達とたくさん思い出を作って行こうな!という気持ちで一杯です。

 

なんかもうオタクを辞めるのは無理な気がしてきました(笑)