MacBook Pro Mid2012からMacBook Pro 2016に買い換えた人の話

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 4年近く光学ドライブがついた最後のMacBook Pro Mid2012を使っていた私ですが、ついにMacBook Pro 2016に買い換える時が来たのでそのレビューです。

 

 

MacBook Pro Mid2012を4年使い続けた理由

  5年前のバージョン、しかも筐体自体は2009年のMacBook Proを4年間使い続けたのには理由があります。

 

一つは光学ドライブがついていること。

私はMacBook Pro Mid2012(以下MBP2012)の他に母艦としてiMac late 2013を持っているのですが、このiMacには光学ドライブがないため音楽の取り込みをMBP2012でやっていました。

外付けドライブを買えば済む話ですが、MBP2012は光学ドライブを持った最後のモデルであったため、なんとなくレアリティがあって良いじゃないですか?

 

二つは分解が簡単な事です。

現行のMacはメモリやSSDが基盤に直付けなので個人が改装することは困難ですが、MBP2012は汎用規格がまだ使われていたのでメモリやHDDを簡単に改装することができます。部品レイアウトも余裕があるので分解清掃も簡単です。

 

三つはSSDに改装してあったことです。

純正の500GB HDDが1年半前に故障し、そのタイミングで512GBのSSDに改装していました。SSDに改装してからデータの読み書き速度が向上し現状に満足していたからです。

 

買い換えるきっかけ

 なかなか気に入っていたMBP2012ですが、ある時ジャーンという起動音とともに「はてなファイルマーク」が点滅しはじめたのです。これは起動ボリュームがみつからない時のマークで、すぐにSSDを取り出しディスクユーティリティにかけると、パーティションが壊れていました。FirstAidでも治らず最善を尽くしたものの、9割のデータを失いました。

 

何にせよ、メモリ4GB、2.5GHz corei5という今では非力なマシンにも関わらずSSDで読み書きが早いのをいい事に、PallarelsでWindowsを起動しながらCADを使いOfficeでデータを整理するという酷使をしていたので、相当負荷がかかったいたのでしょうね。

バッテリーも2時間くらいしか持ちませんでしたし。

 

という環境を考慮して買い替えに至りました。

 

MacBook Pro 2015と2016で悩んだ

  買い替えに当たって、MacBook Proの15年モデルと16年モデルのどちらにするかを一番悩みました。

 

 15年モデル(13インチ)はRetinaディスプレイでUSB Type-Aがついた最後のモデルでありながら16年モデルと同じLPDDR3メモリと感圧タッチトラックパッドを搭載しているという、Apple信者御用達の変態仕様なんです。

しかしこれを新品で購入する術はなく、整備済製品の入荷を待つしかありません。さらにSSD512GBのCTOモデルが欲しかったので更に入手は困難です。 

 

 そこでいろいろ悩んだ結果、

  • ありえんでかいトラックパッドが思ったより便利だった
  • 15年モデルの打鍵音が好きではなかった
  • TouchBarとTouch IDを使ってみたかった
  • 13インチとは思えないコンパクトさ

そしてUSB type-Cの今後の発展をお祈りしてTouchBar搭載の竹モデルを購入する事にしました。

 

結果何が変わったか

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 筐体でいうと7年のアップデートを果たした新しいMacBook Proは私になにをもたらしてくれたでしょうか。

 

一番驚いたのはスピーカーの性能です。あまりフューチャーされていないところですが、こんなに薄い筐体なのにiMac並みの良い音を鳴らしてくれます。

 

そしてRetinaディスプレイの綺麗さです。MacBook Pro2016は解像度だけでなく輝度も明るく、一度これに慣れると、Retinaディスプレイ以外が許せなくなるレベルです。早くiMacも4kモデルに換えたいです。

 

でかいトラックパッド、TouchBar、Touch IDは見違えるほど便利といったわけではなく、あたかもそれが普通のように馴染んでいます。そこがApple製品のいいところですね。

 

ストレージが512GBから256GBに減って大丈夫かなと最初は心配しましたがWindowsを入れたり音楽を入れても130GBほど残っているので足りそうで安心しました。

 

困ったところ

 やはりUSB type-Cしかないところですね。今後iPhoneもtype-Cになるなんて噂もありますが、まだ普及率が低く変換アダプタは常に持ち歩かないといけません。

 

それと充電です。Magsafeではなくtype-Cによって充電も行えるようになったのですが、充電には60W必要でその辺の電源アダプタでは仕事不足なため結局純正アダプタ頼りになっています。買い足せば良い話ですが、60W純正アダプタは1万円もします(笑)

 

スリープ時の謎の電源消費も気になっています。そのシチュエーションを再現できないので原因究明には至ってないのですが、ネットを見ると同様の事例が見つかったりします。

 

 

ついでにTime Machineも建てました

 これで過去2回のデータ紛失をした私ですが、未だにクラウド以外のバックアップをとったことがなかったのでこの機にTime Machineでバックアップをとる事にしました。

すでに1TBのHDDを持っていてTime Machine 2TBを買うのもアレだったんで、AirMac Extremeを購入し、それに1TBのHDDを接続してTime Machineとして利用しています。

 

1TBのiMacと256GBのMacBook Proをバックアップしても600GB程しか使用していないみたいで助かりました。

特にMacBook Proは電源に接続しておくだけで無線でバックアップをとってくれるのが一番助かりますね。

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