推しメンが卒業した 2

 

2020年11月29日、推しメンである日南遥さんが煌めき☆アンフォレントを卒業した。

日南遥さんへ

ここには書ききれないくらいある自分の想いを手紙に書いて送るのでまだ読まないでね(笑)

 

日南遥さんとの出会い

 僕の日南遥さんとの出会いは日南遥さんの印象と思い出を語る(2019) - moonstonelionのエントリに書いたとおり、彼女が初めてアイドルとして煌めき☆アンフォレントというグループからデビューした2018年12月24日のZeppNagoyaです。

一番最初は声とか目に惹かれるものがあったのですが通っているうちに徐々にパフォーマンスや人間性など好きなところが増えていきました。

 

 

濃密な2019年

 日南遥さんと出会ってからは一瞬で1年が終わったと感じるくらい濃密な2019年を過ごしました。

1月に行われた新メンのチェキ会では何のコスプレをするか迷うと言っていたのでメイド服を勧めたら、ドンキで買ってきたというメイド服を着てきました。それはなんとも似合っていて、日南遥さんは世界一メイド服の似合うアイドルだとその時思ったくらい好きになりました。

また当時セミロングだった日南遥さんから似合う髪型がなにかと聞かれた時、私は迷わずハーフツインと答えました。それから色々な場面で日南遥さんのハーフツインを見てきましたが間違いなく世界一似合ってると思っています。

それからはすっかり日南遥さんとメイド服の魅力に取り憑かれて、果てにはオタクに教祖と呼ばれました(?)

2019年のトピックスはやっぱりアジアツアーです。4月に台北、5月のGWに香港でその2週間後にタイ、6月に高雄というスケジュールで海外公演に全通しました。

かなり無理はありましたが現地での出来事はいい思い出しかなくてプライスレスです。香港やタイのオタクとの交流もできたし何しろ日南遥さんの初海外処女に帯同できたのが嬉しかったです。最初はビーフジャーキーを検閲に持ち込んで没収されてたり可愛かったですね。

あとは撮影会で撮った日南遥さんのメイド服姿は何回見ても可愛いし、日南遥さんとして初めての生誕祭はとても感動的だったしリリイベやツアーファイナルを見届けられてオタク冥利に尽きました。

クソ高いオフ会で富士急ハイランドにも行きましたね(唯一の地元イベント)(片道1時間)

日南遥さんのアイカツ!としてはレアなあっとほぉ〜むカフェでのコラボカフェも最高に楽しかったです。日南遥さんが生メイド服でお給仕してる姿は世界一似合っていてニヤけました。

 

2020年コロナ禍、そして卒業

  そんな2019年を過ごし、来年の海外やメイド服に胸を膨らませていた先に待っていたのはコロナ禍でした。

このコロナ禍で以前のように活動ができない中、アイドルやオタクは色んなことを考えたと思います。

日南遥さんもそうだったのでしょう。

自分はというと、2019年に後悔なく日南遥さんのオタクをできたのでメンタルとしては良好でした。

そうしている内にグループが、事務所が、崩壊を始めます。

半ば当然の出来事なのかもしれません。考える暇もないほど濃密な1年を送ってきた人達に、いきなり考える時間を与えられたら色んな疑問がより現実味を帯びて生まれてくるでしょう。

私もあれだけ日南遥さんに入り込んでいたら、彼女の事務所やグループ内の立ち位置に疑問を思うことも彼女から聞かされることもありました。

そんな中リーダー格の2人が2020年11月29日のLINE CUBE SHIBUYA 煌めき☆アンフォレント現体制ファイナル公演での卒業を発表し、日南遥さん、同期の高橋みおさんも続くように2年間のグループ活動からの卒業を発表します。

 

ベストではなくベターな終わり

 日南遥さんはデビュー当時ある雑誌媒体で、「アイドルとしての終わりは考えている」と話していました。

私は日南遥さんにとってのアイドルとしての終わりとは何なのか、知りたい反面知るのが怖いまま目を逸らしていましたが、ある日その内容を本人に聞きます。

この場で内容については触れませんが私はとても納得したのでこのままベストな形で彼女のアイカツ!が終われば幸せだと考えるようになりました。

しかし時代はそうもしてくれません。コロナ禍だけじゃなく、煌めき☆アンフォレントというグループに関わる人、メンバーそれぞれが選んだ終わりの中で、日南遥さんにとってベストな形で終わりを迎える事は叶いませんでした。

そうして迎えた日南遥さんの実質卒業となる2020年11月29日 LINE CUBE SHIBUYAでの煌めき☆アンフォレント現体制ファイナル公演。

私はここで日南遥さんが選んでくれたベターな終わりを見届けることになります。

 

最後までアイドルで居続けた日南遥さん

 11月29日のファイナル公演の裏で、子供の頃から見ていた国内最高峰自動車レースであるスーパーGTの2020シーズン最終戦も行われていました。

当日は日南遥さんに集中していたのでスーパーGTの一切の情報を入れてなかったのですが、翌日レースを観たとき、今の心境と重なって思わず涙してしまいました。その内容がこちらです。

スーパーGTもアイドルに同じくコロナ禍での制限のある中でのレースでしたが無事最終戦を迎える事ができました。

終戦で1位でゴールしたドライバーが年間優勝も獲得できるという拮抗した優勝争いの中ファイナルラップを迎えます。

1位を走っていた青と白のトヨタ37号車を、今シーズン限りでスポンサードを撤退する(要は現体制ファイナル)青いRAYBRIGホンダの100号車が2秒差で追う展開に。

100号車にとってはこのままフィニッシュすると現体制としては最後のレースなのにたった2秒の差で2位で年間シリーズを終わる事になります。

しかし、37号車が年間優勝を獲得できるゴールラインを迎える500m手前、ガス欠なのか失速します。100号車は37号車を追い抜き1位でゴール、チームにとって現体制ファイナルで年間優勝を獲得します。結局37号車は最後のガソリン1滴で2位でゴールしました。

なぜ100号車が年間優勝を飾れたか、それは運ではなく最後まで諦めなかったからです。

100号車はゴールラインを過ぎたあと、37号車と同じようにガス欠で停止します。

もしレース中燃料を使い過ぎて100号車もガス欠していたら年間優勝は獲得できなかったかもしれない。2秒先の優勝を諦めていたら失速した37号車に追いつかないまま終わっていたかもしれない。もし37号車も必死に1位を狙って100号車を突き放すくらい攻めてなかったら優勝のチャンスを逃していたかもしれない。

37号車にとっては年間優勝というベストを逃したが年間2位は全力で攻めた結果でベターな終わり方、100号車にとっても37号車を思うとベストなラストでは無かったが37号車をガス欠にさせるほど攻めた結果のベターな年間優勝だった。

このレースの最後と、日南遥さんの最後に共通して言えることは、最後まで攻め続けたという事です。

日南遥さんは最後にちゃんと卒業ライブをやってアイドルを終わりたかったと話してくれました。私も全く同感でしたが、先に述べたように現体制ファイナルライブという括りの中での、卒業公演を行うことができないというベストではないラストでした。

ベストではなくベターな終わり方。私はこの現実を最後のライブが始まるまでは何が本当のベターなのか分からなかったのですが、LINE CUBE SHIBUYAでの日南遥さんのパフォーマンスを観て気付かされます。

日南遥さんはこの苦しい状況の中でもアイドルで居続けた。

もちろん楽しいことは沢山あったが、あの2019年みたいに過ごせない2020年という時代、あんなにアイドルとして頑張ってるしパフォーマンスは誰よりも輝いていたのに歌割りや仕事が少なかった彼女のグループでの扱われ方、普通に卒業できない現状、私が思う事よりもっと苦しい思いを彼女はしていたと思う。

だけど彼女はアイドルとして攻め続けた。

もし現状を諦めたらこのベターな終わりすら掴むことが出来なかったかもしれない。

日南遥というアイドルとしての強い想いをあの日のパフォーマンスから感じた。

だからこそ掴めたベストではなくベター。最後の曲で日南遥さんは「まだ終わりたくない」とつぶやいた。私はこの言葉が一番印象的で今でも鮮明に覚えている。最後までアイドルで居続けたからこそ出た言葉なのではないかと私は思う。

今やれることを全てやり切ったラストを日南遥さんは私に魅せてくれた。

あの日出会って今までずっと応援してきて彼女のラストを見届けられたことにすごい誇りを感じています。

私は義務感でオタクをやりたくなかったのでもし応援することを義務に思っていたらこの記事を書く以前にオタクではなくなっていたと思います。

だけど日南遥さんはいつどんな時も最後まで私の最高のアイドルで居続けてくれたからこんなに幸せなラストを見届ける事ができました。

この2年間でいろんな場所や景色、人、感情を経験したけど全て日南遥さんに貰った思い出です。

これ以上は泣きそうだし日南遥さんへの手紙に書くのでここには載せませんが笑、絶対に日南遥というアイドルを忘れることは無いし、将来こんな素敵なアイドルが居たってことを自慢しちゃいます。

 

最後に

 日南遥さんの2年間のアイカツ!お疲れ様でした。終わってようやく心からお疲れ様でしたって言葉が出ました。私は根が真面目なので、あんなに好き好き言ってたのに、卒業します、はいお疲れ様でしたなんて無責任だと思ってたから笑

そして今があるのはアイドルとして最高の楽曲とメンバーが揃っていた煌めき☆アンフォレントが存在していたおかげなので、これで終わる人は皆んな幸せになってほしいなって願ってます。

私はアイドルの終わりは忘れられた時が本当の終わりだと思っていますが、こんな素敵な日南遥というアイドルを忘れられる訳がないです。

 

最後に私が今こそ贈りたい曲であるアイカツ!のスタートライン!の歌詞を引用して終わります。

 

煌めきの数だけ 誰もがアイドル

ほこり高く 麗しく 大志を抱け

スタートライン!

 

日南遥さんの第二のスタートライン!

頑張ってください。応援してます。

 

それでは、永遠の安らかな眠りを

おやすみかん🍊໒꒱

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